日本空手道 天合會について

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天合會代表 永富隆二

日本空手道天合會は、沖縄空手から日本空手道を確立した船越義珍先生、江上茂先生へと伝承された空手道の稽古をして居ます。
江上先生亡き後、小川薫(故),岩城、堀(夢天会)、木下(遊天館)、松橋(義和会)、鯉渕、水島(空天会)、高橋是休、伊佐山、北爪(夢想神伝流)、安藤各先生方に数十年前に稽古を付けてもらいましたが、数百年前、数千年前の稽古の真髄そのものかと思う、その時分からない事、出来ない事が、今やっと繋がりつつ、稽古相手は本当に有難い、立ち合って向き合って、触れあって、角無く丸くなる為の切磋琢磨の稽古をさせて頂いてます。

無為にして自然の稽古では、マリオネットの動きをしてます、魂の宿るマリオネット、肩の力を取り鎖骨の重み、息を、腹に納め、脚、胸、背中の力きみを抜き、命門を意識し身体を吊るし、母なる大地に任せ切り、両親の愛よりもっと深い愛のエネルギーに包 まれ、活かさらている、単衣の重みで繋がって行く、天地切りは、ポテンシャルを高く上げ後ろ足重心、遠い月を優しく左手で握りながら息を腹に帰納し太極の姿を、陰陽バランスの取れた姿、神の御心と魂が光帯で繋がりヤマトタマシの稽古であり天地人合一であり、一の稽古です。

二元相対の世界を去り、強い弱い、勝った負けた、良い悪い比較する世界を去り、一元の世界、どこまで行ってもブツカラナイ、対立しない世界を具現化する為の一の稽古をして居る。
空手道は動く禅とも言われています、禅は空になる為と言われる、稽古は禊ぎ、赤子の心になる。今の今です、浸りきる。空手道の稽古での動きの中で静謐な扉が開き、静謐な世界がある、突き突かれきる、斬り斬られきる、受け受けきる、全てを忘れ対立しない姿を、空手道の稽古を通して表現体から具現体に、全てに通じ、各々が言葉では表現出来ない本物になる為に。